仕事始めということで、世間も相場も動き出した。
コロナも本格化しているのか東京で151人だそうだ。
本当にいつまで経ってもキリがない。
心の平安が保たれているときなので映画を見た。
寅年ということもあり「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」。
第32作目となる。初見ではなく何度も見たことがあるが、
シリーズの中では最高傑作だと思っている。
最後の柴又駅ホームの寅と朋子の別れのシーンで、
朋子「じゃあ、私の錯覚・・・?」
寅「安心したか?」で、黙って首を振る朋子がクライマックスではないか。
寅は早く電車が来てほしいのに、観客は皆、電車よ来るなと思ってしまう。
電車がホームに来てしまうと、もう朋子の方が身を引いてしまうのが悲しい。
通常は寅の方が身を引くのに今作は逆パターンなのが切ないけれど面白い。